というわけでそのまんまです
今日もミドホラのターン！
しばらくエゴ放置だったしね・・・
最近なんかぶわーっときてるので

ちょっと不完全燃焼気味だけどぽーい
初めて？かな、RとJのお話

ひょこ、ひょこ、ひょこ
かれこれ３日はこの状態だ
別段なにかした覚えはない、けれどそこはズキズキと違和感を訴えつづけている
現在進行形で
泣くほどのものじゃないけどつい顔をしかめてしまうのは、確かにそこが痛い証拠だ
でも普段の自分の振舞うところを思うと、周りに痛がっている素振りなんて到底見せられない
そんなプライドが首をもたげて早3日
極力足を引きずらないように、いつもと変わらないように、普通に、そう心がけて過ごしている
さすがに女子はよく見ていて、大丈夫？とか、痛いの？とか、保健室で見てもらったら？なんて声を掛けてきたけど
「いいよ大丈夫、これくらいすぐ直るさ」
直立不動だったプライドが一目散に走ってきて、気持ちの前に通せんぼしたのだ
そのうちに周りも諦めたのか、時々心配気にちらりと見るだけになった

今こうしてまた足を持ち上げて、ゆっくりと歩いてることがひどく億劫だ
なぜあの時素直に保健室に行かなかったのか
この馬鹿みたいなプライドのせいに決まってる、くそ、こんな・・・
思わずチッと舌打ちをする

「あっ」

考え事をしていて周りを見ていなかったのがいけない
なにも痛いほうの足を引っ掛けなくてもいいだろうに、どうしてか転がっていた少し大きめのボルトに、ピンポイントでつまづいてしまった
当然、前のめりになって膝から地面に勢いよくぶつかる
咄嗟に出した手のひらにもびりびりと、体重を支えた分だけの痺れが走った
「あーあ・・・」
無意識に出たため息
それと同時になんだか寂しい気持ちがじわじわと体の中心から広がっていく
今ここに、わたし一人、だけ
少し離れた窓の外から聞こえる甲高い笑い声や、ばたばたと走る足音が少しずつ遠くなる気がした
じわじわじわ
広がる「寂しい」は、止まらない
服にこぼしてしまったジュースみたいにどんどんどんどん広がって、わたしの中に黒い染みを広げていく
なんだか世界とわたしが切り離されてしまったみたい
そんなことさえ思えるほどに、今、わたしの周りは静か過ぎた

「ジュノ見ーつけた！」

ふと後ろから投げられた声
俯いていた頭が、自然と起き上がる
目に耳に、音が、色が流れ込んで、またわたしと世界が繋がる
ぺたんと座り込んだ体に、こちらに近づいてくる振動が伝わってきた
「どうしたの、こんなところに座り込んで？あ、まだ保健室いってないんでしょ、足痛くなっちゃったの？」
正面に回りこんだ小さな体は、しゃがみこんで、目を合わせて、そして質問攻めにする
首をかしげて、心配そうに揺れる黄色がなんだかひどく懐かしい
「ろっそ・・・」
久しぶりに出したように感じる自分の声は、とても掠れていて、一瞬誰の声かわからなかった
それでも呼ばれた本人はにっこり笑ったからちゃんと発音できたんだろう
なんでここにいるの、どうしてここがわかったの、聞きたいことはちゃんとあるのに、なぜだか言葉が出てこない
ただただ、今目の前に彼がいることが信じられなくて、嬉しくて、肩に入っていた力がするりと抜けていく
「こないだから痛かったんでしょ、ちゃんと見てもらわなきゃだめじゃない！最近花の水やりにも来ないから心配したんだよ！」
少し怒ったように話すのを、じっと見つめるだけで精一杯だ

彼がわたしの周りに音を作ってくれる

彼がわたしを世界に繋ぎ止めてくれる

それが嬉しくて、嬉しくて、涙がこぼれたのも気が付かなかったけれど
大好きな目の前の赤に埋もれるように頭を預けて

「お水ちょーだい」

やっぱり掠れた声で、つぶやいた
いつものように水をくれたら、あとで一緒に保健室へ行こう




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足痛いJがRにひどく安心する話
RはJのことよく見てるよっていうのと、実はJの方がRに依存してるよっていうのが書きたかったわけで
Jの声が掠れてたのは数日水をもらわなかったからじゃないかな・・・うん台無し
以前、間接的なRJは書いたけど直接のRJは初めて
前のRとCの会話でも書いたんですが、うちのRとJは姉弟にもなり兄妹にもなり、同時に恋する男の子女の子なのです
要は、雰囲気や心理状態などによって立場というか、関係なんかが変化するような感じ
めんどくせえとか思ったあなた、大正解ですよ

実は数日足痛かったのは私です