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エゴとリアの共通日記ですよっと
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ばんじまして、瑚織でいす
最近ひーこらひーこらしてたりしてなかったりします
荷物まとめるのめんどくさいねぇ
でも電話する方がもっとやです
緊張してしょうがないっていうか、すごく電話怖いよよよよよ
最近はそんなかんじですです
ちなみに今は夜中の3時半すぎたとこだよ
早く寝ろってコトネ!←

さて今日はぱーっと頭に広がったので久しぶりにお話など
GとOのちょっとした会話ですよっと
よろしければつづきからどうぞなもし



彼の人は、ときどきここへやってくる
そしていくつかを手に取り、いくつかはここで読んでしまうし、いくつかは貸し出しカードに名前を書いて、その白い手で抱えていく
全然話したことがないわけじゃない、あまり機会がないだけで
それに話すことと言えば、学校のこと、授業のこと、宿題やテスト、それから自分たちのフシギのこと
でもなぜか、今日は不思議と口をついて出たのが疑問で、けれどそれはきっとその人ではなくてもよかったのだろうと、後になって僕はそう思うのだ

「ねえ、」
その一息に、名前は含まなかった
けれど、彼女は振り向いた
「なあに?あ、私でいいのかしら」
コトンと小首を傾げてこちらを見る彼女の指は、読みかけのページにしっかりと掛かったままだ
「ええ、貴方でいいんですよ」
少し笑いながら言葉を返すと、彼女はページに掛けた指こそ外さないものの、体は自分の方へと向き直してくれた
そこから普段からの彼女の優しさが滲みだす
「めずらしいわね、貴方から話しかけてくるのは。大抵、私から話さないと機会がないもの」
「ふふ、実は私も同じようなことを考えたんです、それで、今日はこちらから話しかけるのもいいかと思って」
少なからず思考が同じところをなぞっていたことに、なぜだか口が綻ぶ
自分が今どんな顔をしているだとか、そんなことは特別気になりはしなかった
でも、彼女から見た自分はどう映るのだろうと、本当に少しだけ、頭をよぎったのだけれど、すぐに消えた


それから、何を読んでるのかとか、どんな本が好きだとか、そんな当たり障りない会話をいくつかして
いつのまにか僕は机を挟んで彼女の前に座っていて
いつもと違うその時間が、なぜだかとても心地よかった

「会う前に、あれを言おうこれを言おうとさんざん考えていたのに、いざその人を前にすると言葉が出ないときって、ありますか」
突然口をついて出たその質問は、生憎と自分の意識していないところで、なぜ今そんなことを言ったのだろうと、言葉を言い終えてから自分で不思議に思った
言葉を投げられた当の彼女はきょとんとして、大きな黒い目を、さらに丸くしている
あ、と思って、訂正しようと口を開きかけた、のだが
「そうねぇ・・・こないだ、リディーに音階を間違えてるわよって言おうと思って、いつの間にかお菓子の話をしていたことはあったわ」
女の子らしい、というのだろう
お菓子や恋の甘い話に花を咲かせる2人を想像して、なるほどと思った
「あの、それもそうなんですが、そうじゃなくて・・・ええと、言葉が詰まると言うか、つっかえる、というのか・・」
上手く言葉が出てこない、こういうときはなんと言ったらいいのだったっけ
饒舌に話すいつもの自分ではないような、しどろもどろに回るこの舌が、今は憎かった
彼女はまたきょとんとする
どうしよう、否定だと思われただろうか?
思わずそう考えてしまって、気持ちばかり焦るのを止められない
「なんだそういう意味だったのね」
不意に彼女がころんと出した言葉は、僕にとってとても意外なものだった
ふふ、と笑うその唇が、今は不思議で仕方ない
「あのね、それはその人に会ったっていう事実で頭と胸がぎゅうぎゅうになっちゃってるのよ、だからその前に考えてたことも全部頭の外に追い出されちゃうの」
鈴のように笑いながら、春の木漏れ日のような笑顔で、こともなげに彼女はそう言った
ああそうなのかと頭が理解する前に、僕の胸は綿栓をしたフラスコみたいにぎゅっと詰まってしまって、息をすることも忘れてしまったみたいだ
弓のように弧を描いていた唇がまた言葉を紡ぐのを、今度は僕が瓶底眼鏡の奥で目を丸くしながら、ただ見ている
「あなたは、誰かにそうなることがあるのね」
僕の唇は、もしかして糊でくっつけられてしまったのではないかと思うくらいに、開かない
「恋をしてるの?」
その時ようやく、乾いて切れそうな口が開いた
喉が静かにこくんと鳴る
それでも、ひりひりと鈍い痛みが全体に広がっていく
「どうして・・・・そう、思うんですか」
やっとのことで絞り出した声は、少し掠れて、でもしっかりと彼女の耳に届いたようだ
長いまつげを上下で重ねて
「だってジーニー、」

あなた今とっても目がきらきらしてるんだもの!





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あっはっはすごくはずかしいです^▽^
ぽっと思い浮かんだのは最後の方の台詞だけで、あとは書きながら付け足しました
もっと可愛くて読みやすくてずどーんと来る文章を書けるようになりたいものです
今日は句読点を意識して増やしてみたぞ!
お粗末さまでした
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